お風呂リフォームは住みながらできる?工事期間やトイレ・入浴問題を徹底解説【福岡版】

お風呂リフォームは住みながらできる?工事期間やトイレ・入浴問題を徹底解説【福岡版】 お風呂(浴室・浴槽)のリフォーム

「お風呂をリフォームしたいけれど、工事中は家に住み続けられるの?」
「お風呂に入れない期間はどれくらい?トイレは使えるの?」

福岡で築年数が経ったお住まいのお風呂リフォームを検討する際、このような不安を感じる方は非常に多いです。

結論から申し上げますと、お風呂のリフォームは「住みながら」行うのが一般的です。仮住まいを用意する必要はほとんどありません。

しかし、数日間はお風呂が使えなかったり、工事の音が響いたりと、普段通りの生活とはいかないのも事実です。事前に「何が起きるか」を知っておくだけで、リフォーム中のストレスは劇的に軽減されます。

この記事では、住みながらお風呂リフォームを行う際の具体的なスケジュール、入浴やトイレの対処法、そして工事をスムーズに進めるためのポイントを徹底解説します。これからリフォームを計画される方は、ぜひ参考にしてください。

住みながらのお風呂リフォームは「当たり前」!その実態とは

住みながらのお風呂リフォームは「当たり前」!その実態とは

 

冒頭でもお伝えした通り、お風呂(浴室)のリフォームにおいて、わざわざウィークリーマンションなどの仮住まいを借りるケースは稀です。

ほとんどのお客様が、ご自宅で生活をしながら工事を完了されています。

ただし、キッチンやトイレを含めた「水回り全改装」や、大規模な間取り変更を伴うリノベーションの場合は、仮住まいの方がコストや精神的負担が少ない場合もあります。ここでは、お風呂単体のリフォームに焦点を当てて解説します。

なぜ住みながらのリフォームが可能なのか

お風呂のリフォームは、工事範囲が「浴室」と「脱衣所の一部」に限定されるためです。

リビングや寝室など、生活の基盤となるスペースは普段通り使用できます。職人が出入りする動線(玄関から浴室まで)の養生(保護シート)さえしっかり行えば、生活空間と工事空間を分けることが可能です。

生活への影響はどの程度ある?

「住める」とは言っても、全くいつも通りというわけにはいきません。具体的には以下の3つの影響があります。

  • 入浴不可:工事期間中は自宅のお風呂に入れません。
  • 騒音とホコリ:特に解体工事中は大きな音が出ます。
  • 人の出入り:日中は職人が出入りするため、在宅の必要があります(鍵を預ける場合を除く)。

これらを許容できれば、住みながらのリフォームは十分に可能です。コスト面を考えても、宿泊費がかからない在宅リフォームが経済的です。

ペットや小さなお子様がいる場合の注意点

小さなお子様やペットがいるご家庭では、少し注意が必要です。

工事中はドアが開けっ放しになる時間帯があったり、大きな音がしたりするため、ペットが逃げ出さないような対策や、お子様が工事現場に近づかないような配慮が必要です。

心配な場合は、騒音が激しい解体工事の日だけ実家に預けるなどの対策を検討しましょう。

【工法別】お風呂リフォームにかかる期間とスケジュール

【工法別】お風呂リフォームにかかる期間とスケジュール

「お風呂に入れない期間」を知るためには、工事のスケジュールを把握することが重要です。現在の浴室のタイプによって工期は大きく異なります。

ユニットバスからユニットバスへの交換(期間:3日~4日)

現在すでにユニットバスをお使いで、新しいユニットバスに交換する場合の目安です。最も工期が短く済みます。

日数 主な作業内容 入浴
1日目 養生、既存ユニットバスの解体・撤去、配管工事 不可
2日目 新しいユニットバスの搬入・組立・設置 不可
3日目 ドア枠取付、内装工事、配管接続、コーキング乾燥 不可
4日目 予備日または引き渡し(夕方から入浴可能な場合も)

在来工法(タイルのお風呂)からユニットバスへ(期間:4日~7日)

福岡の戸建て住宅に多い、タイル張りのお風呂(在来工法)をユニットバスにする場合です。解体作業や、土間コンクリートを打って乾かす時間が必要なため、工期が長くなります。

  • 1日目〜2日目:解体工事、廃材撤去、コンクリート打設(土台作り)
  • 3日目:コンクリートの乾燥期間(※作業がお休みになることがあります)
  • 4日目:ユニットバスの組立
  • 5日目以降:大工工事、内装、接続工事

特に冬場はコンクリートが乾きにくいため、余裕を持ったスケジュールが必要です。

工期が延びてしまうケースとは

解体してみたら「土台の木材がシロアリ被害にあっていた」「水漏れで腐食していた」というケースが、古いお風呂のリフォームでは多々あります。

この場合、補修工事が必要になるため、工期が1〜2日延びる可能性があります。

お風呂リフォーム中の「入浴・トイレ・洗濯」はどうする?

お風呂リフォーム中の「入浴・トイレ・洗濯」はどうする?

住みながらのリフォームで最大の悩みどころが、水回りの使用制限です。ここを事前にシミュレーションしておくと、工事期間中も快適に過ごせます。

お風呂に入れない期間の過ごし方(福岡エリア編)

工事期間中は、当然自宅のお風呂は使えません。以下の方法で乗り切りましょう。

  • 近くの銭湯・温泉施設を利用する:
    福岡は「ふくの湯」や「万葉の湯」、地域の銭湯など、入浴施設が充実しています。これを機に「温泉巡り」と割り切って楽しむお客様もいらっしゃいます。
  • スポーツジムのシャワーを利用する:
    会員になっている方はジムで済ませるのが最も手軽です。
  • 親戚・知人宅のお風呂を借りる:
    ご近所に頼れる方がいれば、お菓子などを持ってお願いするのも一つの手です。
  • 蒸しタオルやドライシャンプー:
    夏場でなければ、1日程度なら体拭きシート等で済ませることも検討してください。

工事中、トイレは使えるの?

ここが非常に重要なポイントです。結論から言うと、「お風呂とトイレが別の部屋」であれば、基本的にトイレは使用可能です。

ただし、以下のタイミングでは一時的に水が止まるため、トイレも流せなくなります。

  • 配管の切り回し工事中(主に初日や最終日の数時間)
  • マンション等で、全室断水が必要な場合(管理組合の規定による)

職人から「〇時から〇時まで水が止まります」と事前にアナウンスがありますので、その前に済ませておくか、バケツに水を汲んでおく等の対策が必要です。

※「3点ユニット(ホテルにあるような、お風呂・トイレ・洗面がセットのもの)」をリフォームする場合は、トイレも使えなくなるため、別途対策が必要です。

洗濯機や洗面所は使える?

脱衣所(洗面所)の内装工事(クロス張り替えや床のクッションフロア張り替え)も同時に行う場合、洗濯機を一時的に移動させる必要があります。その間はコインランドリーを利用することになります。

内装工事を行わない場合は、養生をした上でそのまま使えることが多いですが、ホコリが入らないようビニールを被せるなどの対策をおすすめします。

ストレスフリーに過ごすための「準備」と「心構え」

ストレスフリーに過ごすための「準備」と「心構え」

住みながらのリフォームを成功させる鍵は、事前の準備にあります。工事が始まってから慌てないよう、以下のポイントを押さえておきましょう。

1. 貴重品と壊れやすいものの管理

信頼できる業者であっても、他人を家に上げることに変わりはありません。トラブル防止のため、現金や通帳、高価な貴金属は金庫に入れるか、鍵のかかる別の部屋に移動させてください。

また、工事の振動で棚の上の物が落ちる可能性もゼロではありません。不安定な置物は片付けておきましょう。

2. ホコリ対策(養生範囲の確認)

お風呂の解体、特にタイルのお風呂を壊す際は、想像以上の粉塵が舞います。

業者は必ず「養生(ようじょう)」を行いますが、隣接する部屋や廊下に置いてあるコートやバッグなどは、念のため別の部屋に移動させるか、ビニール袋をかぶせておくと安心です。

3. 近隣への挨拶

特にマンションの場合、解体工事の騒音(コンクリートを削る音など)は上下左右の部屋に響きます。

トラブルを避けるため、着工前に「〇月〇日から〇日間、お風呂のリフォームを行います」と一言挨拶をしておくだけで、心象が全く違います。

福岡でお風呂リフォームを成功させるための費用と業者選び

福岡でお風呂リフォームを成功させるための費用と業者選び

最後に、費用と業者選びについてお伝えします。住みながら工事を行う場合、業者との信頼関係が何よりも大切です。

リフォーム費用の目安と補助金活用

福岡での一般的なお風呂リフォーム費用の目安は、ユニットバス交換で80万〜120万円程度、在来工法からユニットバスへの変更で100万〜150万円程度です(グレードにより変動します)。

また、「子育てエコホーム支援事業」や「介護保険を利用した住宅改修(手すり設置や段差解消)」など、国や福岡市の補助金制度が使える場合があります。これらを上手く活用できるかどうかも、業者選びのポイントです。

福岡の地元業者を選ぶメリット

大手ハウスメーカーも安心感がありますが、住みながらのリフォームでは、地元の工務店やリフォーム会社をおすすめします。理由は「小回りが利く」からです。

  • レスポンスが早い:工事中に何かあってもすぐに駆け付けられます。
  • 柔軟な対応:「洗濯機を使いたい」「夕方早めに終わってほしい」などの細かい要望に応えやすいです。
  • 地域の事情に詳しい:福岡特有のマンションの構造や、近隣の状況を理解しています。

まとめ:福岡で快適なお風呂リフォームを実現するために

この記事では、住みながら行うお風呂リフォームについて解説してきました。要点をまとめます。

  • お風呂リフォームは「住みながら」が一般的。仮住まいは不要。
  • 工期はユニットバス交換で3〜4日、タイル風呂からは4〜7日が目安。
  • トイレは基本的に使えるが、断水時間に注意。
  • 福岡市内は入浴施設が多いため、お風呂に入れない期間も楽しみながら乗り切る。
  • 事前の片付けと、信頼できる業者選びが成功の鍵。

住みながらのリフォームは、一時的な不便さはありますが、生まれ変わったピカピカのお風呂に入った瞬間の感動はひとしおです。1日の疲れを癒やす最高のリラックス空間を手に入れるために、ぜひ一歩踏み出してみてください。

福岡市および近郊でお風呂のリフォームをご検討中の方は、ぜひ「はるしお地建」にご相談ください。

当社は、地域密着ならではのフットワークの軽さと、お客様の生活スタイルに合わせたきめ細やかな提案を大切にしています。

「住みながらのリフォームで不安なこと」「予算のこと」「補助金の申請」など、どんな些細なことでも構いません。現地調査・お見積りは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

皆様の快適なバスライフ作りを、はるしお地建が全力でサポートいたします。