「家の顔」とも言われる玄関アプローチ。
毎日家族が通り、来客を最初に迎えるこの場所は、住まいの印象を決定づける非常に重要なスペースです。
長年住み続けてコンクリートが黒ずんでしまったり、タイルが欠けてしまったりと、経年劣化が気になり始めている方も多いのではないでしょうか。
「せっかくリフォームするなら、おしゃれで高級感のある石張りにしたい!」と憧れを抱く一方で、やはり一番気になるのは「費用」のことだと思います。
「石張りはタイルよりも高いと聞くけれど、具体的にどれくらいかかるの?」、「種類によって値段は違うの?」、「福岡で信頼できる業者にお願いしたいけれど、どこがいいかわからない」……。
そんな疑問や不安をお持ちの方のために、玄関アプローチの石張りにかかる費用について徹底的に解説します。
石張りの平米単価や総額の目安はもちろん、石の種類による価格の違い、メリット・デメリット、さらには費用を賢く抑えるコツまで、プロの視点で包み隠さずお伝えします。
この記事を読めば、理想の玄関アプローチを実現するための具体的な予算感やプランが見えてくるはずです。
福岡でリフォームをご検討中の皆様、ぜひ最後までお付き合いください。
玄関アプローチを石張りにする費用の相場【平米単価と総額】

玄関アプローチのリフォームを検討する際、まず知っておきたいのが費用の相場です。
石張りは使用する石材の種類や施工面積、現在の地面の状況によって金額が変動しますが、おおよその目安を把握しておくことで予算組みがスムーズになります。
ここでは、最も一般的な「乱形石張り(らんけいせきばり)」を中心に、費用の内訳や相場観を詳しく見ていきましょう。
乱形石張りの平米単価は2万円~3万円が目安
結論から申し上げますと、玄関アプローチに自然石を乱張り(形の違う石をパズルのように組み合わせる施工方法)にする場合の費用相場は、1平米(㎡)あたり約20,000円~35,000円程度が一般的です。
この金額には、以下の要素が含まれています。
- 石材そのものの材料費:石の種類や産地、厚みによって変動します。
- 施工費(手間賃):石を割り、形を整え、モルタルで貼っていく職人の技術料です。
- 副資材費:セメント、砂、目地材などの材料費です。
例えば、ホームセンターなどで石材の価格だけを見ると「1平米あたり1万円もしないじゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、石張り、特に乱形石張りは、ただ石を並べるだけでなく、職人が現場で石をハンマーで割りながら形を合わせるという、非常に高度で手間の與かる作業が必要です。
そのため、材料費以上に「施工費(技術料)」が費用の大きな割合を占めるのが特徴です。
総額は30万円~50万円が一般的?施工面積による違い
では、リフォーム工事全体の総額としてはどれくらいを見ておけばよいのでしょうか。
一般的な戸建て住宅の玄関アプローチ(約5~10平米程度)をリフォームする場合、総額で30万円~60万円前後になるケースが多いです。
もちろん、これはあくまで目安です。
施工面積が広くなればその分費用は上がりますし、逆に狭い範囲のアクセント施工であれば、10万円~20万円程度で収まることもあります。
以下に、施工面積別の概算費用をまとめてみました。
| 施工面積 | 費用の目安(総額) | 工事内容のイメージ |
|---|---|---|
| 約3㎡(約1坪) | 10万円 ~ 15万円 | 門扉から玄関までの短いアプローチや、階段部分のみの施工。 |
| 約5㎡(約1.5坪) | 15万円 ~ 25万円 | 一般的なアプローチの広さ。アクセントを入れたデザインも可能。 |
| 約10㎡(約3坪) | 30万円 ~ 50万円 | 駐車場からの導線も含めた広範囲の施工や、複雑なデザイン。 |
| 約20㎡(約6坪) | 60万円 ~ 90万円 | カースペースの一部を含めたり、庭の園路まで広げた大規模施工。 |
このように、面積によって金額は大きく変わります。
また、既存のアプローチ(コンクリートやタイル)を解体・撤去する必要がある場合は、別途「解体処分費」がかかることを忘れてはいけません。
費用に含まれるもの(材料費、施工費、残材処分費など)
見積もりを見る際、「一式」という言葉でまとめられていると不安になりますよね。
適正な価格かどうかを判断するためにも、費用の内訳を理解しておくことが大切です。
石張り工事の見積もりには、主に以下の項目が含まれます。
- 仮設工事費
- 作業スペースの確保や、養生(周りを汚さないための保護)にかかる費用です。
- 解体・撤去処分費
- 今あるコンクリートやタイルを壊し、発生したガラ(廃材)を処分するための費用です。既存の下地をそのまま使える場合は不要になることもあります。
- 下地調整費(土間コンクリート打設費)
- 石を貼るための土台を作る工事です。砕石を敷いて転圧し、コンクリートを流し込んで平らな面を作ります。この下地がしっかりしていないと、後で石が沈んだり割れたりする原因になります。
- 石張り工事費(材料費+手間賃)
- メインとなる工事費用です。先ほど述べたように、職人の技術料が大きく反映されます。
- 諸経費
- 現場管理費や運搬費など、工事を円滑に進めるために必要な経費です。一般的に総額の5%~10%程度です。
タイル張りやコンクリート仕上げとの費用比較表
「石張りにしたいけど予算が……」と悩んでいる方のために、他の舗装材との費用比較を作成しました。
石張りは確かに高価ですが、その分耐久性が高く、メンテナンスコストが低いという側面もあります。
| 素材・工法 | 平米単価の目安 | 特徴・メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 乱形石張り | 20,000円 ~ 35,000円 | 高級感・意匠性が抜群。経年変化が美しい。滑りにくい。 | 費用が高い。職人の腕に左右される。 |
| タイル張り | 12,000円 ~ 18,000円 | デザインが豊富。掃除がしやすい。比較的安価。 | 雨の日に滑りやすいものがある。割れると補修が目立つ。 |
| インターロッキング | 8,000円 ~ 12,000円 | 透水性がある。施工が早い。コストパフォーマンスが良い。 | 隙間から雑草が生えやすい。デザインが公共施設っぽくなりがち。 |
| 洗い出しコンクリート | 10,000円 ~ 15,000円 | 和風・洋風どちらにも合う。自然な風合い。 | 経年で小石が取れることがある。施工中の天候に左右されやすい。 |
| 土間コンクリート | 6,000円 ~ 10,000円 | 最もシンプルで安価。掃除が楽。 | 無機質で冷たい印象。タイヤ痕や汚れが目立ちやすい。 |
デザインや石の種類で変わる価格と特徴

「石張り」と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。石の形、色、産地によって価格も雰囲気もガラリと変わります。
ここでは、代表的な石張りの種類とそれぞれの価格傾向、デザインの特徴について詳しく解説します。
福岡の街並みに合うスタイルを見つけてみてください。
人気No.1!豪華な印象を与える「乱形石(らんけいせき)」
玄関アプローチのリフォームで最も人気があるのが「乱形石(乱張り)」です。大きさや形がバラバラな自然石を、職人が現場でパズルのように組み合わせて貼り付けていく工法です。
最大の魅力は、世界に一つだけのデザインに仕上がること。石の形が一つひとつ違うため、二つとして同じ床は生まれません。
曲線的なアプローチにも対応しやすく、柔らかくエレガントな雰囲気を演出できます。
洋風住宅には明るいイエローやピンク系の石英岩(クォーツサイト)、和モダンな住宅には落ち着いた色味の鉄平石などがよく選ばれます。
費用面では、石を割って形を整える加工の手間がかかるため、他の石張りに比べて高めになります。しかし、その圧倒的な存在感と高級感は、価格以上の満足度をもたらしてくれるはずです。
モダンで整然とした美しさ「方形石(ほうけいせき)」
「方形石(ほうけいせき)」は、正方形や長方形にきれいにカットされた石を使用する方法です。300mm角や400mm角、あるいは300mm×600mmなどのサイズが一般的です。
整然と並べられた石は、スッキリとしたモダンでスタイリッシュな印象を与えます。直線的なデザインのアプローチや、シンプルモダンな住宅に非常にマッチします。
また、乱形石に比べて職人の加工作業が少ないため、施工費を多少抑えられる場合があります(ただし、石材自体の加工コストが高いため、トータルでは大きく変わらないこともあります)。
目地が真っ直ぐ通るため、シャープさを強調したい場合におすすめです。「馬踏み(互い違いに並べる)」や「イモ張り(格子状に並べる)」など、並べ方で表情を変えることも可能です。
アクセントに最適!可愛らしい「ピンコロ石」
「ピンコロ石」は、90mm角程度のサイコロ状に割られた小さな石です。ヨーロッパの石畳のような、デコボコとした風合いと可愛らしさが魅力です。
御影石を割ったものが一般的で、耐久性は非常に高いです。
アプローチ全体に敷き詰めると重厚感が出ますが、表面の凹凸が大きいため、高齢者やベビーカーにとっては歩きにくい場合もあります。
そのため、アプローチの縁取りや、駐車場のライン、花壇の囲いなど、アクセントとして使用されることが多いです。
費用は、1個あたり数百円程度ですが、1平米あたりに換算すると100個近く必要になるため、敷き詰める場合はそれなりの金額になります。
部分使いであれば、コストを抑えつつおしゃれな雰囲気をプラスできる優秀なアイテムです。
石の産地や材質(石英岩、鉄平石、御影石)による価格差
石の「形」だけでなく、「材質(石種)」によっても費用は変わります。
代表的な石種を見てみましょう。
- 石英岩(クォーツサイト):現在、洋風のアプローチで最もよく使われる石材です。ブラジル産などの輸入石材が多く、イエロー、ピンク、ホワイトなど明るい色合いが特徴。硬くて丈夫で、表面がザラザラしているため雨の日でも滑りにくいのがメリットです。流通量が多いため、価格は比較的安定しています。
- 鉄平石(てっぺいせき):長野県などで採れる日本の代表的な石材です。青みがかったグレーや渋い茶色が特徴で、和風建築や和モダンなアプローチに最適です。国産石材のため、輸入品に比べると材料費がやや高くなる傾向があります。
- 御影石(みかげいし):墓石などにも使われるほど硬くて耐久性が高い石です。白、グレー、黒、サビ色(茶色)などがあります。バーナー仕上げ(表面を焼いてザラザラにする加工)を施したものは滑りにくく、アプローチに適しています。中国産などの輸入物は安価ですが、国産の御影石は高価です。
- ライムストーン(石灰岩):ベージュ系の優しい色合いが魅力ですが、吸水性が高く汚れやすい、酸に弱いといった特徴があります。屋根のあるポーチ部分には向いていますが、雨ざらしになるアプローチに使用する際は、撥水処理などのメンテナンスが必要です。
なぜ石張りは高い?費用対効果とメリット・デメリット

ここまで読んで、「やっぱり石張りは高いな……」と感じた方もいらっしゃるでしょう。
コンクリートやタイルに比べて初期費用がかかるのは事実です。
しかし、それでも多くの人が玄関アプローチに石張りを選ぶのには、明確な理由があります。
ここでは、価格に見合う価値(メリット)と、注意すべき点(デメリット)を整理します。
【メリット】圧倒的な高級感と唯一無二のデザイン性
最大のメリットは、何と言ってもその美しさです。
自然素材ならではの色ムラや質感は、工業製品であるタイルやコンクリートでは決して出せません。
特に乱形石張りは、職人の感性によって石が配置されるため、世界に二つとして同じ模様のアプローチにはなりません。「隣の家とは違う、こだわりの玄関にしたい」という方には最適です。
また、雨に濡れた時の表情の変化も魅力の一つ。
乾いている時は優しい色合いでも、雨に濡れると色が濃くなり、艶やかで幻想的な雰囲気を醸し出します。
毎日通る場所だからこそ、こうした日々の変化を楽しめるのは大きな喜びとなるでしょう。
【メリット】高耐久でメンテナンスが楽、経年変化も魅力
自然石は非常に硬く、耐久性に優れています。
コンクリートのようにひび割れ(クラック)が入りにくく、タイルのように表面が剥がれることもありません。
車が乗っても割れない強度を持たせることも可能です(その場合は下地コンクリートを厚くし、厚みのある石を使用します)。
また、汚れが味になるのも自然石の良いところです。
タイルやコンクリートの汚れは単なる「劣化」に見えますが、石材の汚れや苔むした様子は「風格」や「味わい」としてポジティブに捉えられます。
「経年劣化」ではなく「経年変化(エイジング)」を楽しめる素材なのです。
基本的にメンテナンスフリーで、汚れたらデッキブラシで水洗いする程度で美しさを保てます。
【デメリット】初期費用が高めになる理由(職人の技術料)
デメリットはやはり初期費用の高さです。先述の通り、材料費だけでなく施工費が高くなります。
乱形石張りは、職人が現場で石を選び、割り、パズルを合わせるように配置し、モルタルで固定し、目地を詰めて拭き取る……という、気の遠くなるような作業工程を経て完成します。
この手間暇こそが美しさの源泉ですが、同時にコストアップの要因でもあります。
安さを売りにする業者に依頼すると、手抜き工事(目地が太すぎる、石の形が悪い、すぐに剥がれるなど)のリスクがあるため注意が必要です。
【デメリット】工期が長くなる傾向がある
手作業の工程が多いため、コンクリート打設だけの工事や、規格品のタイルを貼る工事に比べて、工期が長くなります。
天候にも左右されやすく、雨が続くと目地詰めができずに工期が延びてしまうこともあります。
リフォーム中は玄関の出入りに制限がかかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを組む必要があります。
失敗しない!石張りリフォームの費用を抑える賢いコツ

「予算は限られているけれど、どうしても石張りを取り入れたい!」という方のために、品質を落とさずに費用を抑えるためのプロの知恵を伝授します。
見積もりを依頼する前に、ぜひチェックしてみてください。
全面ではなく「アプローチの一部」や「アクセント」に取り入れる
最も効果的なコストダウン方法は、施工面積を減らすことです。
玄関アプローチの全面を石張りにするのではなく、以下のような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
- 飛び石風にする:石と石の間を空けて配置し、隙間に砂利や芝生(または手入れの楽な人工芝)を敷き詰める。使用する石の量が減り、材料費も施工費も抑えられます。
- メインの動線だけ石張りにする:人が歩く中心部分だけを幅80cm程度の石張りにし、両サイドはコンクリートや砂利敷きにする。
- コンクリートと組み合わせる:駐車スペースと兼用の広いアプローチなら、基本は土間コンクリートにし、アクセントとしてライン状や円形に石張りを埋め込む。これだけでもデザイン性がグッと高まります。
既存の下地コンクリートを活かせるかプロに診断してもらう
もし、現在のアプローチがコンクリートやタイル張りで、下地の状態が良い場合、それを壊さずに「上張り(重ね張り)」ができる可能性があります。
解体・撤去費用と廃材処分費をまるごとカットできるため、大幅なコストダウンにつながります。
ただし、上張りをすると地面の高さが2cm~4cm程度上がってしまいます。
玄関ドアの開閉に支障が出ないか、雨水が家の方に流れてこないかなど、専門家による厳密なチェックが必要です。
無理な上張りは雨漏りやドアの故障の原因になるため、必ず信頼できる業者に診断してもらいましょう。
メンテナンスフリーな素材を選びランニングコストを下げる
初期費用だけでなく、将来的なコストも考えましょう。
例えば、安価なレンガや柔らかい石材(大谷石など)を選ぶと、数年でボロボロになったり苔だらけになったりして、補修や洗浄にお金がかかることがあります。
一方、硬質の石英岩や御影石などを選んでおけば、初期費用は多少高くても、その後数十年はメンテナンス不要で使い続けられます。
長い目で見れば、質の良い石材を選ぶ方がお得な場合が多いのです。
地域密着の自社施工店に依頼して中間マージンをカットする
同じ工事内容でも、依頼する会社によって費用は大きく異なります。
大手ハウスメーカーやホームセンターにリフォームを依頼すると、実際の工事は下請けや孫請けの職人が行うことが一般的です。
その際、各社の利益(中間マージン)が上乗せされるため、見積もり金額が高くなってしまいます。
費用を抑えつつ品質を確保したいなら、地域密着型の「自社施工店」に直接依頼するのが正解です。
営業から施工管理まで自社で行っている会社であれば、余計なマージンが発生せず、適正価格で高品質な工事が可能です。
また、職人との距離が近いため、細かな要望も伝わりやすいというメリットもあります。
福岡で玄関アプローチのリフォームなら「はるしお地建」にお任せください

ここまで、玄関アプローチの石張り費用について解説してきました。
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まとめ
今回の記事では、玄関アプローチを石張りにする際の費用相場やポイントについて解説しました。
- 費用の目安:乱形石張りの平米単価は2万~3.5万円、総額は30万~50万円程度が一般的。
- 石の種類:乱形石、方形石、ピンコロなどがあり、デザインや用途によって使い分けるのがおすすめ。
- メリット:圧倒的な高級感、耐久性、経年変化の美しさ。
- 安く抑えるコツ:施工面積の調整、既存下地の活用、そして地域密着の自社施工店への依頼。
玄関アプローチは、毎日家族が通り、ゲストを迎える大切な場所です。
だからこそ、妥協せずに納得のいく素材とデザインを選びたいものです。
石張りのアプローチは、初期費用こそかかりますが、その耐久性と美しさは、長い年月をかけてご家族に豊かな時間をもたらしてくれるはずです。
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