自宅の周囲を囲む古いブロック塀を見て、防犯や目隠しのためにフェンスを新しく取り付けたいと考えている方は少なくありません。
しかし、既存の壁をそのまま活かして工事ができるのか、いくらくらいのお金がかかるのか不安に思うことも多いでしょう。
ブロック塀にフェンスを後付けする費用は、選ぶ素材や現在の壁の状態によって大きく変動するため、事前に相場を知っておくことが非常に重要です。
この記事では、外構リフォームを検討中の方に向けて、種類別の価格や代表的な工事方法を詳しく解説します。
最後までお読みいただくことで、安全でコストパフォーマンスの高い工事を実現するためのヒントが見つかるはずです。
ブロック塀にフェンスを後付けする費用の相場(総額目安)

既存のブロック塀を活用して新しいフェンスを設置するリフォームでは、一から作り直す場合と比べてコストを抑えやすいのが特徴です。
ここでは、全体的な金額の目安と、見積もり書でよく見かける項目について詳しく解説していきます。
全体の費用相場と1メートルあたりの単価
ブロック塀にフェンスを後付けする費用は、一般的な住宅の敷地において総額で約15万円から40万円程度になることが多いです。この金額は、施工する長さや選ぶ商品のグレードによって大きく変わってきます。
目安として把握しておきたいのが、1メートルあたりの単価という考え方です。おおよそ1メートルあたり7,000円から25,000円程度が相場とされています。
たとえば、比較的安価な製品を選び、直線で10メートルの長さを施工する場合、総額は10万円前後で収まるケースもあります。
一方で、プライバシーをしっかり守るための高級な商品を選んだり、コーナー部分が多かったりすると、1メートルあたりの単価が跳ね上がります。
そのため、ご自宅の敷地の外周をメジャーなどで測ってみることで、おおよその概算予算をご自身で把握することが可能になります。
さらに、古い壁の状態によっては補修作業が必要になることもあり、その分の追加費用が発生する可能性があることも覚えておきましょう。
事前の概算を把握しておくことで、業者から見積もりを提示された際に、その金額が妥当であるかどうかを判断する重要な基準となります。
費用の内訳(フェンス本体代・施工費・コア抜き費用など)
リフォーム工事の見積もり書を見る際は、総額だけでなく費用の内訳をしっかりと確認することが大切です。大きく分けると、材料費と工事費の2つで構成されています。
まず大部分を占めるのがフェンス本体代で、メーカーやデザイン、材質によって価格は数千円から数万円までと非常に幅広いです。
次に施工費ですが、これは職人が製品を組み立てて設置するための人件費や技術料が含まれており、長さや作業の難易度に応じて計算されます。
また、後付け工事ならではの項目として、コア抜き費用というものがあります。これは既存の壁の上面に柱を立てるための丸い穴を開ける専用の工事です。
コア抜き費用は、穴を1箇所開けるごとに約2,500円から4,000円程度かかるのが一般的で、柱の数だけ費用が掛け算されていきます。
その他にも、材料を運搬するための配送費や、工事で発生したコンクリート片などの廃材処分費が見積もりに含まれることが多いです。
これらすべての内訳を総合して最終的な金額が決定するため、不明な項目があれば遠慮なく業者に質問してクリアにしておきましょう。
【種類別】フェンス本体の価格相場と特徴

エクステリアメーカーからは多種多様な製品が販売されており、それぞれにデザイン性や機能性が異なります。
ここでは、代表的な4つの種類について、それぞれの価格相場と特徴を詳しく比較していきます。
メッシュフェンスの費用相場(安価で通風性が高い)
スチールなどの金属線を網目状に交差させたメッシュフェンスは、最もスタンダードで低価格な商品として広く普及しています。
価格相場は1メートルあたり約3,000円から6,000円程度と非常にリーズナブルで、広い敷地を囲む場合でも予算を抑えやすいのが最大の魅力です。
風通しが抜群に良く、敷地内に風をしっかりと取り込むことができるため、湿気がこもりにくく植物を育てている庭などにも最適です。
また、見通しが良いことから、敷地内に不審者が侵入した際にも外から見えやすく、防犯対策としても一定の効果が期待できます。
しかし、外部からの視線を遮ることはできないため、プライバシーを保護したい場所には不向きであるというデメリットがあります。
そのため、隣家との境界線や敷地の裏手など、あまり人目につきにくい場所や長距離の施工に選ばれることが多い実用的な製品です。
福岡市のような住宅密集地においては、隣の家との境界線にこのタイプを採用し、コストを抑えつつ境界を明確にする使い方が人気です。
アルミ形材フェンスの費用相場(デザイン豊富で一般的)
アルミ形材フェンスは、軽くてサビに強いアルミニウムを押し出し成形して作られており、現代の住宅の外構で最もよく見かける種類です。
価格相場は1メートルあたり約5,000円から15,000円程度で、直線的なラインを活かしたスタイリッシュなデザインが豊富に揃っています。
縦格子や横格子など隙間の間隔を自由に選べるため、適度な風通しを保ちながら、ある程度の目隠し効果も得られるのが特徴です。
耐久性が非常に高く、長期間にわたって美しい状態を保つことができるため、メンテナンスの手間がほとんどかからないというメリットがあります。
和風の家からモダンな洋風の家まで、どんなテイストの住宅にも合わせやすいカラーバリエーションが展開されているのも嬉しいポイントです。
ただし、強い衝撃を受けるとアルミ素材がへこんだり曲がったりする可能性があるため、車が頻繁に通る場所などでは注意が必要です。
コストとデザイン性、耐久性のバランスが最も優れているため、どの商品にするか迷った場合には一番におすすめできる定番の選択肢です。
木樹脂(人工木)フェンスの費用相場(ナチュラルでおしゃれ)
木樹脂フェンスは、天然の木粉とプラスチック樹脂を混ぜ合わせて作られた素材で、本物の木のような温もりと質感を楽しめる製品です。
価格相場は1メートルあたり約12,000円から25,000円程度と、アルミ製のものと比べると少し高価な部類に入ります。
最大のメリットは、天然の木材のように腐ったりシロアリの被害に遭ったりする心配がなく、定期的な塗装の塗り直しも不要であることです。
自然な風合いが庭の植栽や芝生と美しく調和するため、ナチュラルな雰囲気のお庭を作りたい方やデザインにこだわる方に非常に人気があります。
板の隙間を調整して張ることができるため、おしゃれな目隠しとしてリビングの前やウッドデッキの周囲に設置されることが多いです。
しかし、樹脂が含まれているため、夏の強い日差しを浴びると表面が熱くなりやすく、温度変化による多少の伸縮が起こることがあります。
初期費用は高めになりますが、メンテナンスフリーで長持ちすることを考慮すれば、長期的な視点では非常に満足度の高いリフォームとなります。
目隠しフェンスの費用相場(プライバシー保護に最適)
目隠しフェンスは、ルーバー状になっていたり板の隙間が非常に狭かったりして、外部からの視線を完全に遮ることに特化した製品です。
価格相場は1メートルあたり約15,000円から30,000円程度と、材料を多く使用するため他の種類と比較して最も高価になります。
道路を歩く人や隣の家からの視線を気にすることなく、リビングでくつろいだり庭でバーベキューを楽しんだりできるようになるのが最大の魅力です。
ルーバータイプを選べば、視線を遮りながらも隙間から風を取り込むことができるため、目隠しと通風を両立させることが可能です。
注意点として、板の面積が大きいため風の抵抗を非常に強く受ける構造になっており、強風時には柱や基礎に大きな負担がかかります。
そのため、既存の壁の強度が不足している場合には設置できなかったり、強度の高い太い柱を選ぶ必要があり、追加の補強工事費がかかることもあります。
快適なプライベート空間を作るためには欠かせないアイテムですが、安全性と費用のバランスを業者としっかり相談して決めることが重要です。
ブロック塀にフェンスを後付けする代表的な工事方法

現在の壁の状態や新しく設置する商品の種類によって、採用すべき工事の手法は異なります。
ここでは、リフォーム現場で頻繁に行われる代表的な施工方法とその手順、費用の違いについて解説します。
コア抜き工事(既存のブロックに穴を開けて柱を立てる)
コア抜き工事は、専用の機械を使って既存の壁の上面に直径数センチの丸い穴を開け、そこに新しい柱を差し込んでモルタルで固定する方法です。
既存の壁が頑丈で劣化が少ない場合にのみ採用できる手法であり、ブロック塀にフェンスを後付けする際の最も一般的なやり方です。
既存の壁をそのまま活用できるため、大規模な解体工事や新しい基礎を作る工事が不要となり、工期が短く施工費用も大幅に抑えられます。
通常、2メートル間隔で柱を立てるため、その数だけ穴を開ける作業が必要になり、穴あけ1箇所につき数千円の費用が加算されていきます。
穴あけ作業中には大きな音や振動が発生し、冷却のための水を使用するため、周囲が汚れないような配慮や近隣への事前挨拶が欠かせません。
また、壁の中に鉄筋が適切に入っていない場合や、経年劣化でもろくなっている場合は、穴を開ける衝撃で壁が破損するリスクがあります。
そのため、この工法が採用できるかどうかは、事前の現地調査でプロの目でしっかりと壁の強度を診断してもらうことが絶対条件となります。
独立基礎工事(ブロックの内側に新たな基礎と柱を立てる)
独立基礎工事は、既存の壁には一切触れず、敷地側の地面にコンクリートの基礎ブロックを埋め込み、そこに柱を立てて製品を設置する方法です。
既存の壁が古くて強度が不足している場合や、風の抵抗を強く受ける背の高い目隠しフェンスを設置したい場合に採用される安全な工法です。
壁の強度に依存しないため倒壊のリスクを大幅に減らすことができ、より強固で安全性の高い外構リフォームを実現できるのが最大のメリットです。
新しい基礎を作るための掘削作業やコンクリート工事が必要になるため、コア抜き工事と比較すると工期が長くなり、費用も高額になります。
また、既存の壁の内側に新しい柱を立てることになるため、製品の厚みと基礎の分だけ、敷地の有効スペースが数センチから十数センチほど狭くなります。
福岡市内の古い住宅地などで、昔ながらの壁を壊さずに最新の製品を取り付けたいというご要望の際に、よくご提案させていただく工法の一つです。
費用はかかりますが、将来的な安全性を最優先に考えるのであれば、独立基礎工事を選ぶことで安心して長く住み続けることができます。
既存ブロックの解体・一部撤去が必要なケースと追加費用
既存の壁が傾いていたり、大きなひび割れがあったりして倒壊の危険性が高い場合は、安全のために壁自体を解体・撤去する必要があります。
また、建築基準法の制限を超えている高い壁の場合も、上部の数段だけをカットして高さを下げてから、新しい製品を取り付ける工事を行います。
解体や一部撤去が必要なケースでは、通常の設置費用の他に、重機を使った解体費用や、コンクリート片を処分するための廃材処分費が追加で発生します。
壁の長さや高さによって異なりますが、解体と処分だけで数万円から十数万円の追加費用がかかることも珍しくありません。
しかし、危険な状態の壁を放置して地震や台風で倒壊し、通行人や近隣の家屋に被害を与えてしまうリスクを考えれば、必要な投資と言えます。
上部だけをカットする場合でも、残った下部の壁の見栄えを良くするためにモルタルで表面をきれいに補修する左官仕上げの費用も考慮しておきましょう。
解体を伴う工事は騒音や粉塵が出やすいため、経験豊富な施工管理者が近隣への配慮を徹底しながらスムーズに工事を進めることが重要です。
フェンスを後付けする前に確認すべき重要な注意点

フェンスの後付け工事は、単に見た目を良くするためだけの工事ではありません。
ご家族や近隣住民の安全を守るために、工事を依頼する前に絶対に確認しておかなければならない重要なチェックポイントを解説します。
既存のブロック塀の強度・劣化具合(倒壊の危険性はないか)
後付け工事を行う上で最も重要なのが、土台となる既存の壁に十分な強度があり、新しい製品の重さや風圧に耐えられるかどうかを確認することです。
設置から20年以上経過している壁や、表面に白い粉が吹いている白華現象、目地に大きなひび割れが見られる場合は、内部の鉄筋が錆びて強度が低下している可能性があります。
軽く手で押してみてグラグラと揺れるような状態であれば非常に危険であり、その上に新しい物を乗せることは絶対に避けなければなりません。
強度を無視して無理に工事を行うと、少しの地震や強風で壁ごと倒壊してしまう恐れがあり、大事故につながる危険性が極めて高いです。
専門の業者が現地調査に訪れた際は、外観のチェックだけでなく、専用の器具を使って内部の状態や鉄筋の有無をしっかりと確認してもらいましょう。
もし強度が不足していると判断された場合は、残念ながらコア抜きによる施工は諦め、独立基礎工事に変更するか、壁そのものを新設する必要があります。
安全性を第一に考え、プロの客観的な診断結果に従って、無理のない最適なリフォーム計画を立てることが何よりも大切です。
建築基準法によるブロック塀とフェンスの高さ制限ルール
外構工事には建築基準法という法律による厳格なルールが存在し、壁と製品を合わせた全体の高さには明確な制限が設けられています。
一般的なコンクリートブロックを用いた壁の場合、地盤面からの全体の高さは最大でも2.2メートル以下に収めなければならないと定められています。
もし既存の壁がすでに高い状態であり、そこにさらに製品を足して2.2メートルを超えてしまう場合は、法律違反となるため工事を行うことができません。
また、高さが1.2メートルを超える壁の場合は、地震時の倒壊を防ぐために、一定の間隔で控え壁と呼ばれる補強用の壁を設置することが義務付けられています。
これらの法律は、過去の大きな地震で壁が倒壊し、多くの尊い命が失われた教訓から厳しく定められたものであり、決して軽視してはなりません。
優良な業者であれば、現地調査の段階で必ずメジャーで高さを測り、法律の基準を満たした安全なプランを提案してくれます。
ご自身で希望するデザインや高さがあったとしても、まずは法律の範囲内で実現可能かどうかを施工管理のプロに相談することが重要です。
風圧への対策(特に目隠しフェンスを設置する場合)
新しく設置する製品が受ける風の力は想像以上に大きく、特に隙間のない目隠しタイプを選ぶ場合は、風圧への対策を万全に行う必要があります。
板の面積が大きい製品は風の抜け道がないため、強風が吹くとヨットの帆のように風を真正面から受け止めてしまい、柱や基礎に強烈な負荷がかかります。
福岡県は毎年のように台風が接近する地域であり、突風による外構の破損トラブルが非常に多いため、地域性を考慮した強固な設計が欠かせません。
風圧対策としては、通常2メートル間隔で立てる柱を1メートル間隔に増やして補強したり、風速に対する強度が証明された耐風圧仕様の製品を選んだりする方法があります。
また、完全な目隠しではなく、ルーバータイプや細かいスリットが入った製品を選んで風の逃げ道を作ることも、倒壊リスクを減らす有効な手段です。
費用を少しでも安くしようとして柱の数を減らしたり、強度の低い製品を選んだりすると、台風の通過後に倒壊してしまい、結局修理費用が高くつくことになります。
自然災害の多い地域だからこそ、初期費用が少し上がっても、風圧にしっかりと耐えられる安全な製品と施工方法を選ぶことを強くおすすめします。
隣地境界線の確認と近隣トラブルを防ぐための配慮
敷地の外周の工事を行う際、必ず確認しなければならないのが隣の家との境界線がどこにあるかという権利関係の問題です。
壁が自分の敷地内に立っているのか、隣人の敷地内に立っているのか、あるいは境界線をまたいで共有のものとなっているのかを正確に把握する必要があります。
もし共有の壁であった場合、勝手に穴を開けたり新しい製品を取り付けたりすると、隣人との深刻な損害賠償トラブルに発展する可能性があります。
共有の壁に工事を行う場合は、必ず事前に隣人に計画を説明し、同意を得た上で、工事費用をどちらが負担するのかを書面で残しておくのが確実です。
また、自分の敷地内の壁であっても、工事中の騒音や粉塵、業者の車の駐車などで隣人に迷惑をかけることがあるため、着工前の丁寧な挨拶回りが欠かせません。
さらに、新しく設置する製品の色や高さが隣の家の日当たりや風通しを悪くしてしまわないかなど、周囲の環境への配慮も大切です。
施工管理能力の高い業者であれば、着工前の近隣挨拶から工事中のクレーム対応までをしっかりと行ってくれるため、安心して任せることができます。
フェンスの後付け費用を安く抑える4つのコツ

外構リフォームは決して安い買い物ではありませんが、工夫次第で安全性や品質を落短させずに費用を抑えることは十分に可能です。
ここでは、予算内で満足のいくリフォームを実現するための具体的なポイントを4つ紹介します。
コストパフォーマンスに優れた製品を選ぶ
費用を抑えるための最も確実な方法は、メーカーから販売されている製品の中から、価格と機能のバランスが良いコストパフォーマンスに優れたものを選ぶことです。
最新のデザインや特殊な素材を使った高級ラインの製品は魅力的ですが、価格が跳ね上がるため、予算が限られている場合は避けた方が無難です。
各メーカーには、デザインをシンプルにして大量生産することで価格を抑えたスタンダードモデルが必ず用意されており、これらを選ぶことで材料費を大きく削減できます。
また、敷地を囲むすべての場所を高価な製品にする必要はなく、場所によって製品の種類を使い分けるのも非常に賢い節約術です。
例えば、道路に面した目立つ正面部分にはデザイン性の高いアルミ形材や木樹脂を選び、人目につかない隣家との境界や裏手には安価なメッシュタイプを採用します。
このように適材適所で製品を組み合わせることで、全体の見た目の印象を良く保ちながら、総額の費用をグッと抑えることが可能になります。
カタログを見ながら、どこにどの製品を配置するのが最も効率的か、業者と一緒にプランを練り上げる時間がリフォームを成功させる鍵となります。
複数の業者から相見積もりを取得して比較する
工事費用を適正な価格に抑えるためには、最初から一社に絞り込むのではなく、必ず複数の業者から見積もりを出してもらう相見積もりを行うことが重要です。
外構工事には定価というものが存在せず、業者によって材料の仕入れ価格や職人の人件費、会社としての利益の乗せ方が異なるため、同じ内容でも金額に差が出ます。
3社程度から見積もりを取得して比較することで、ご自身の地域の正確な費用相場が把握でき、不当に高い金額を提示してくる悪徳業者を排除することができます。
見積もりを比較する際は、一番下の総額だけを見るのではなく、フェンス本体の割引率やコア抜き作業の単価、諸経費などの内訳が詳細に書かれているかをチェックしましょう。
工事一式とだけ書かれていて内訳が分からない見積もりを出す業者は、後から追加費用を請求してくるトラブルが起こりやすいため注意が必要です。
また、相見積もりを取ることは、担当者の対応の早さや説明の分かりやすさ、マナーの良さなどを比較する絶好の機会でもあります。
価格の安さだけでなく、信頼して長く付き合える業者かどうかを見極めるためにも、相見積もりは非常に有効な手段と言えます。
自治体の補助金・助成金制度を活用する(ブロック塀等撤去・改修)
費用を大きく減らす方法として見逃せないのが、お住まいの自治体が実施しているリフォーム関連の補助金や助成金制度を上手に活用することです。
日本全国の多くの自治体では、地震による倒壊被害を防ぐ目的で、道路に面した古い壁を撤去して軽量なフェンスなどに改修する工事に対して補助金を出しています。
福岡市においても、危険なブロック塀等の撤去費や新しい外構の設置費の一部を補助する制度が設けられている時期があり、条件に合えば数万円から十数万円の支援を受けられます。
補助金の対象となるには、通学路に面していることや壁の高さが一定以上あることなど、自治体ごとに細かい条件が設定されています。
重要な注意点として、これらの補助金は必ず工事を契約する前に申請手続きを行い、自治体の審査を通過してから着工しなければ受け取ることができません。
工事が終わってから申請しても補助金は絶対に下りないため、リフォームを検討し始めたら、まずは自治体のホームページや窓口で最新の制度情報を確認しましょう。
制度の仕組みを理解し、活用できるものは最大限に利用することで、家計への負担を大幅に軽減しながら安全な住まいづくりを実現できます。
DIYでの後付けは安上がり?自作のメリットと安全上のリスク
ホームセンターで材料を安く買い揃え、自分自身で工事を行うDIYは、施工費という人件費をまるごとカットできるため、表面的な金額だけを見れば最も安上がりな方法です。
週末の趣味としてものづくりを楽しみながら、自分のペースで理想の庭を作り上げていくプロセスには、業者に頼むのとは違う大きな達成感やメリットがあります。
しかし、ブロック塀にフェンスを後付けする工事に関しては、DIYで行うには専門的な技術と専用の道具が必要となるため、非常に難易度が高い作業となります。
特にコア抜き作業は、専用の機械がないと正確な穴を開けることができず、素人が無理にドリル等で穴を開けようとすると、壁が割れて取り返しのつかない事態になりかねません。
また、水平や垂直を正確に測って柱を立てないと製品が綺麗に収まらず、強風で倒壊してしまうといった安全上の重大なリスクが伴います。
もしDIYで施工したものが倒れて通行人にケガをさせてしまった場合、すべての責任は施工した持ち主が負うことになり、大きな賠償問題に発展します。
費用を抑えたい気持ちは分かりますが、安全性と確実な施工品質を天秤にかけた場合、この工事に関してはプロの業者に依頼するのが結果的に最も安心で賢明な選択です。
失敗しない業者の選び方と工事完了までの流れ

満足のいくリフォームになるかどうかは、依頼する業者の腕と管理能力にかかっています。
優良な業者の見極め方と、実際に工事が完了するまでの具体的な手順を解説します。
優良な外構・エクステリア業者を見極めるポイント
外構工事を成功させるためには、単に価格が安いだけでなく、高い技術力と確かな施工管理能力を持った信頼できる業者を選ぶことが絶対条件となります。
見極めるポイントの第一は、現地調査の際に時間をかけて隅々までしっかりと壁の強度や敷地の状態を確認し、プロの視点で正直なリスクを伝えてくれるかどうかです。
この壁は古くて危険なので上に載せるのはやめた方が良いと、売上よりもお客様の安全を最優先に考えた提案をしてくれる担当者は信頼できます。
また、自社で施工の管理を徹底している会社は、職人の手配から近隣への挨拶、工程の調整までをスムーズに行い、トラブルのない高品質な工事を提供してくれます。
過去の施工実績や事例の写真を豊富に見せてくれる業者であれば、どのような仕上がりになるのかイメージしやすく、技術力に対する安心感にも繋がります。
お客様の要望に対して柔軟に、かつスピーディに対応できる施工管理能力の高さに注目しましょう。
担当者との会話の中で、質問に対して専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれる誠実な姿勢を感じられる業者を選ぶことが、失敗しないための最大の秘訣です。
お問い合わせから現地調査、施工完了までのステップ
リフォーム工事がどのような流れで進んでいくのかを事前に知っておくことで、業者とのやり取りやスケジュールの調整がスムーズになります。
最初のステップは、お問い合わせです。この時に、現在の状況やどのようなリフォームを希望しているかを大まかに伝えます。
次に、業者の担当者が実際に自宅を訪問する現地調査が行われます。ここで壁の強度や寸法を測り、お客様の要望を詳しくヒアリングして最適なプランを練ります。
現地調査の結果をもとに見積もりとプランの提出が行われ、金額やデザイン、工期などの内容に納得ができれば、正式なご契約へと進みます。
契約後、製品のメーカー発注や職人の手配を行い、工事が始まる数日前には業者が近隣へのご挨拶回りを行ってトラブルを未然に防ぎます。
実際の施工は、材料の搬入から始まり、既存ブロック塀の穴あけ、柱の設置、製品の組み立てという順序で進み、通常は数日から一週間程度で完了します。
最後に、お客様と一緒に仕上がりに問題がないかを確認する完了検査を行い、周辺の清掃を済ませてお引き渡しとなります。進捗をこまめに報告してくれる業者なら安心です。
まとめ
外構のリフォームは、家の第一印象を良くするだけでなく、家族のプライバシーや地域の安全を守るために非常に重要な工事です。
今回の記事で解説した重要なポイントを以下にまとめます。
- 全体の費用相場は総額15万から40万円程度。1メートルあたりの単価で概算を把握する。
- フェンス本体は、価格重視のメッシュから、デザイン性の高いアルミ、目隠しタイプまで目的で選ぶ。
- 工事方法は、既存のブロック塀を活用するコア抜き工事と、安全性の高い独立基礎工事が代表的。
- 施工前に必ず既存ブロック塀の強度を確認し、倒壊の危険があれば解体も視野に入れる。
- 建築基準法の高さ制限を守り、台風に備えた風圧対策を万全にする。
- 費用を抑えるには、適材適所の製品選びと相見積もりの取得、使える補助金の確認が効果的。
- DIYは安全上のリスクが高いため推奨できず、施工管理能力の高いプロの業者に依頼するのが確実。
ブロック塀にフェンスを後付けする工事は、費用ばかりを気にして強度確認を怠ると、大きな事故につながる危険性があります。
ご自宅の壁が工事可能な状態かどうか、プロの目でしっかりと診断してもらうことが成功の第一歩です。
福岡市で外構リフォームをご検討中の方は、ぜひ株式会社はるしお地建へご相談ください。
当社は、お客様のご希望とご予算に合わせた最適なプランをご提案するため、現地調査やお見積りは完全無料で行っております。
少しでも不安なことや気になることがございましたら、まずは当社のウェブサイトのお問い合わせフォームにてお気軽にご連絡ください。
あなたの理想の住まいづくりを、私たちが全力でサポートいたします。



