ブロック塀の解体・撤去費用はいくら?㎡単価や相場を徹底解説

ブロック塀の解体・撤去費用はいくら?㎡単価や相場を徹底解説 ブロック塀のリフォーム

ご自宅の古くなったブロック塀を見て、「地震で倒れないか心配だけど、解体や撤去費用がどれくらいかかるか分からず不安」とお悩みではありませんか。

ブロック塀の解体・撤去費用は、塀の高さや長さだけでなく、立地条件や重機が使えるかどうかによっても大きく変動します。

相場を知らないまま業者に依頼してしまうと、不当に高い見積もりを提示されて損をしてしまう可能性もあるため注意が必要です。

この記事では、建築リフォームの専門家が、ブロック塀の解体・撤去にかかる㎡単価や総額の相場、費用の内訳を徹底的に解説します。

費用を安く抑えるためのコツや、優良な解体業者の選び方についても、福岡市ならではの地域性も踏まえて分かりやすくお伝えします。

この記事を最後までお読みいただくことで、ブロック塀の解体・撤去費用に関する疑問が解消され、安心して適正価格で工事を依頼できるようになります。

  1. ブロック塀の解体・撤去費用の相場と㎡単価
    1. ㎡(平米)あたりの解体単価相場
    2. ブロック塀の解体費用の総額目安
    3. 上段のみ(一部のみ)を撤去する場合の費用相場
  2. ブロック塀の解体・撤去費用の内訳
    1. 仮設・養生費(飛散防止)
    2. 解体作業費(人工代)
    3. 廃材(コンクリートガラ)の運搬・処分費
    4. 重機回送費・駐車場代(重機を使用する場合)
  3. ブロック塀の解体費用が高くなる・変動するケース
    1. 重機が入れず手壊し(手作業)での解体になる場合
    2. 地中の基礎(ベース)や土留めまで撤去する場合
    3. ブロック塀の中に鉄筋が強固に入っている場合
    4. フェンス・樹木・カーポートなど障害物の撤去も伴う場合
  4. ブロック塀の解体・撤去費用を安く抑えるコツ
    1. 自治体の補助金・助成金制度を活用する
    2. 複数の業者から相見積もりを取る
    3. ハウスメーカーを通さず解体業者に直接依頼する
    4. ※注意:費用節約のためのDIY解体は危険なため非推奨
  5. 解体・撤去を検討すべき危険なブロック塀の基準
    1. ひび割れ・傾き・鉄筋のサビなどの劣化が見られる
    2. 耐用年数(約30年)を超過して老朽化している
    3. 現在の建築基準法を満たしていない(高すぎる・控壁がない等)
  6. ブロック塀の解体・撤去工事の基本的な流れ
    1. 1. 業者による現地調査・見積もり
    2. 2. 騒音・粉塵対策のための近隣への挨拶まわり
    3. 3. 足場・養生の設置
    4. 4. 解体工事・廃材の搬出作業
    5. 5. 清掃・完了確認
  7. トラブルを防ぐブロック塀の解体業者の選び方と注意点
    1. 見積書の内訳が「一式」ではなく詳細に記載されているか
    2. 産業廃棄物収集運搬業の許可を保有しているか
    3. 近隣トラブルへの配慮や安全対策を徹底しているか
  8. まとめ

ブロック塀の解体・撤去費用の相場と㎡単価

ブロック塀の解体・撤去費用の相場と㎡単価

ブロック塀の解体や撤去にかかる費用は、面積に応じた単価をベースに計算されるのが一般的です。

ここでは、基本的な㎡単価や総額の目安、一部だけを撤去する場合の相場について詳しく解説します。

㎡(平米)あたりの解体単価相場

ブロック塀の解体や一部撤去を検討する際、最も気になるのはやはり目安となる基本的な単価相場ではないでしょうか。

一般的に、ブロック塀の解体費用は「㎡(平米)あたりいくら」という面積ベースの単価で計算されるケースが非常に多くなっています。

具体的な相場としては、解体するブロックの厚みや構造にもよりますが、1㎡あたり約5,000円から10,000円程度が一般的な目安となります。

ただし、この金額はあくまで解体作業そのものにかかる基本的な単価であり、周辺の立地条件などによって最終的な価格は変動します。

たとえば福岡市内の入り組んだ住宅密集地などでは、重機が入りにくく手作業が増えるため、単価がやや高めになることも少なくありません。

ご自身で事前にご自宅のブロック塀の長さと高さを測って面積を計算しておくと、おおよその費用をスムーズに把握できるでしょう。

ブロック塀の解体費用の総額目安

㎡単価だけでなく、廃材の処分費用やその他の諸経費を含めたトータルの総額目安を知っておくことも、資金計画を立てる上で非常に重要です。

一般的な戸建て住宅でよく見られる、長さ10m、高さ1.2m程度のブロック塀をすべて解体撤去する場合を想定してみましょう。

この程度の規模のブロック塀の解体費用は、おおむね10万円から20万円程度に収まるケースが総額目安として多くなっています。

総額の中には解体作業費だけでなく、作業員の人工代や廃材の運搬費用、周囲を保護するための養生費などがすべて含まれています。

もし前面道路が狭く全て手壊しでの解体になる場合は、さらに作業日数がかかるため総額が25万円前後まで膨らむことも考えられます。

ご自宅の正確な費用を知るためには、専門業者による念入りな現地調査を行った上で、詳細な見積もりを算出することが不可欠です。

ブロック塀の規模(目安) 解体費用の総額相場
長さ5m × 高さ1.2m(小規模) 約5万円 ~ 10万円
長さ10m × 高さ1.2m(一般的な戸建て) 約10万円 ~ 20万円
長さ20m × 高さ1.5m(大規模・角地など) 約25万円 ~ 40万円以上

上段のみ(一部のみ)を撤去する場合の費用相場

老朽化したブロック塀の防災対策として、全てを根元から撤去するのではなく、危険な上段のみを解体するケースも最近は増えています。

高すぎるブロック塀は地震の際に倒壊して道を塞ぐ危険性が高いため、上段の数段を撤去して軽量なアルミフェンスに替えるリフォームです。

この上段の一部のみを撤去する場合の費用相場は、1㎡あたり約3,000円から8,000円程度がおおよその目安となります。

ただし、上段のみの解体は残す部分を傷つけないよう慎重に手作業で行う必要があるため、作業の手間が非常にかかる点には注意が必要です。

また、ブロックを切り取った後のデコボコした断面を平らに仕上げるための左官補修費用などが別途発生することも覚えておきましょう。

安全性をしっかりと確保しつつ全体のコストを抑える賢いリフォームとして、福岡市内の戸建て住宅でも非常に人気の高い施工方法です。

ブロック塀の解体・撤去費用の内訳

ブロック塀の解体・撤去費用の内訳

ブロック塀の解体費用の見積書には、様々な項目が記載されています。

ここでは、工事費用を構成する主な内訳について、それぞれの相場や意味を解説します。

仮設・養生費(飛散防止)

ブロック塀の解体工事を安全かつスムーズに進めるために欠かせないのが、仮設設備の設置や養生にかかる費用です。

硬いコンクリートブロックを重機や工具で壊す際には、大量の粉塵や鋭いコンクリートの破片が周囲に勢いよく飛び散る危険性があります。

これらが近隣の住宅や通りすがりの人、駐車中の車などに被害を与えないよう、防音シートや防塵シートで作業現場をしっかりと保護します。

養生費の相場は、工事を行う範囲や規模にもよりますが、約1万円から3万円程度が見込まれることが一般的となっています。

特に福岡市内の住宅地など隣家との境界距離が近い場所では、この養生作業をどれだけ徹底できるかが近隣トラブル防止の鍵を握ります。

見積もりを確認する際は、養生費が適切に計上され、十分な飛散防止対策が取られる計画になっているかをしっかりとチェックしましょう。

解体作業費(人工代)

解体作業費とは、実際にブロック塀を壊すために現場で働く作業員の人件費のことであり、業界では「人工代(にんくだい)」とも呼ばれます。

この人工代は、作業にあたる職人の人数と実際に稼働する日数によって計算され、1人1日あたり1万5,000円から2万円が相場です。

重機を使ってスピーディーに壊せる環境の現場であれば、少ない人数と日数で完了するため、結果的に人工代を安く抑えることができます。

一方で、重機が入らない狭い路地裏などの現場では、全て手作業で少しずつ壊すことになるため、人工代が跳ね上がる傾向にあります。

とくに気温が非常に高くなる福岡の夏場の作業などでは、職人の安全を守るために適度な休憩を挟むため、工期が延びるケースも考えられます。

手際の良い熟練の職人が担当することで作業効率が劇的に上がり、結果的に全体の費用を安く抑えられることも施工管理の重要なポイントです。

廃材(コンクリートガラ)の運搬・処分費

ブロック塀を解体した後に現場で必ず大量に発生するのが、コンクリートガラと呼ばれる厄介な産業廃棄物です。

これらの廃材は自治体の一般的な家庭ゴミとして捨てることは法律で禁止されており、専門の処理施設まで運搬して適正に処分する必要があります。

運搬・処分費の相場は、発生する廃材の重量や量に応じて変動しますが、一般的な戸建てで約3万円から5万円程度が目安となります。

近年は環境規制の強化などにより産業廃棄物の処分費用が年々高騰しているため、数年前の相場よりも少し割高に感じるかもしれません。

また、運搬に使うトラックの駐車スペースが現場から遠い場合は、人力でトラックまで運ぶ「小運搬」の手間賃が加算されることもあります。

悪質な不法投棄を防ぐためにも、適正な処分ルートを持つコンプライアンス意識の高い信頼できる業者に依頼することが何よりも大切です。

重機回送費・駐車場代(重機を使用する場合)

解体工事の効率を上げるために小型ショベルカーなどの重機を使用する場合、その重機を現場まで運搬するための回送費が発生します。

重機回送費の相場は、業者の拠点から解体現場までの距離や重機のサイズによりますが、往復で3万円から5万円程度が一般的な目安です。

さらに、作業用のトラックや重機を一時的に駐車しておくスペースが現場内に確保できない場合は、近隣の有料駐車場を利用することになります。

福岡市内の中心部や駅周辺など、コインパーキングの駐車料金が高いエリアでは、数日分の駐車場代も軽視できない出費となります。

事前にご自宅の敷地内に作業車両を停められる駐車スペースを確保できれば、この駐車場代を丸ごと節約することが可能になります。

見積もりの段階で、重機の運搬費や駐車場代といった諸経費がどのように計算されているか、担当者にしっかりと確認しておくことが重要です。

ブロック塀の解体費用が高くなる・変動するケース

ブロック塀の解体費用が高くなる・変動するケース

ブロック塀の解体費用は、現場の状況によって見積もり金額が大きく変わることがあります。

ここでは、費用が高額になりやすい注意すべきケースを紹介します。

重機が入れず手壊し(手作業)での解体になる場合

ブロック塀の解体費用において、想定よりも金額が大きく跳ね上がる最も一般的な理由が、手壊しによる作業への変更です。

ご自宅の前面道路が極端に狭かったり、アプローチに階段があったりして重機が現場に入れない場合、職人が手作業で解体を進めます。

大型ハンマーや電動ハツリ機を使った手壊しは、機械のパワーを使う重機作業に比べて何倍もの時間と身体的な労力がかかってしまいます。

そのため、作業員の人工代が大幅に増えてしまい、結果としてトータルの解体費用が高額になってしまうというメカニズムです。

福岡市内の古くからある住宅街や、坂道が入り組んでいるエリアでは、この手壊し解体にならざるを得ないケースが非常に多く見られます。

ご自身の敷地に重機がスムーズに入れるかどうかは、見積もり前の現地調査の際に業者にしっかりと確認してもらうようにしましょう。

地中の基礎(ベース)や土留めまで撤去する場合

ブロック塀は地上に見えている部分だけでなく、地中に埋まって塀を支えている巨大な基礎(ベース)部分が存在しています。

地上部分のブロックだけを撤去するのか、地中の基礎まで全て掘り起こして完全に撤去するのかで、解体費用は大きく変わってきます。

基礎の撤去には重機で地面を深く掘り返す作業が伴うため、追加の掘削費用や分厚いコンクリート基礎の処分費用が加算されることになります。

解体後に新しくフェンスを設置する場合などは、強度に問題がなければ既存の基礎をそのまま再利用することで費用を抑えることが可能です。

一方で、土留めとして機能しているブロックを撤去する場合は、土砂崩れを防ぐための仮設工事や大掛かりな補強工事も必要になります。

その後の外構工事や庭づくりの計画に合わせて、どこまで撤去する必要があるかを専門業者と綿密に打ち合わせることが失敗を防ぐコツです。

ブロック塀の中に鉄筋が強固に入っている場合

丈夫で安全なブロック塀を作るために、コンクリートブロックの内部には強度を高めるための鉄筋が縦横に組み込まれているのが一般的です。

この内部の鉄筋が規定以上に太かったり、非常に複雑で強固に組まれていたりすると、解体作業の難易度が想定以上に上がってしまいます。

コンクリートを砕くだけでなく、専用の工具で鉄筋を少しずつ切断しながら作業を進める必要があるため、工期がどうしても長引いてしまいます。

また、コンクリートと鉄筋が複雑に絡み合って混ざった廃棄物はリサイクル処理が難しく、処分費用が割高になることも珍しくありません。

厄介なことに、外見からだけでは内部の鉄筋の状況を正確に把握することはプロでも難しく、解体を始めてから頑丈さが判明することも多いです。

そのため、想定以上に頑丈な造りだった場合の追加費用の有無について、事前に見積もり条件を確認して担当者とすり合わせておくと安心です。

フェンス・樹木・カーポートなど障害物の撤去も伴う場合

ブロック塀本体だけでなく、その周辺にある障害物を一緒に撤去するかどうかも、解体費用を大きく変動させる要因の一つとなります。

たとえば、塀の上に設置されている古い金属フェンスや、ブロック塀のすぐ横に植えられている庭木の伐採作業などがこれに該当します。

また、カーポートの屋根がブロック塀に密接しており、解体を安全に行うために一時的な取り外しや復旧作業が必要になることもあります。

これら付帯物の撤去には、それぞれの解体・取り外し費用や、金属や木くずといった産業廃棄物としての処分費用が別途かかってきます。

とくに何十年もかけて大きく成長した樹木は、幹の伐採だけでなく根っこの抜根作業も必要になるため、予想外の出費になることが多いです。

ブロック塀の解体・撤去費用を計算する際は、周辺の環境全体を整理するための費用も含めて、少し余裕を持った予算を組んでおくことが大切です。

ブロック塀の解体・撤去費用を安く抑えるコツ

ブロック塀の解体・撤去費用を安く抑えるコツ

決して安くはないブロック塀の解体費用ですが、少しの工夫でコストダウンを図ることが可能です。

ここでは、費用を安く抑える実践的なコツをご紹介します。

自治体の補助金・助成金制度を活用する

ブロック塀の解体・撤去費用を賢く、そして大きく節約できる可能性を秘めているのが、各自治体が独自に設けている補助金制度です。

大きな地震による倒壊事故を防ぐため、基準を満たさない危険なブロック塀の撤去に対して、多くの自治体が費用の一部を負担しています。

条件をクリアできれば、解体にかかる費用の半額から最大で数十万円もの補助を受け取ることができる非常に魅力的な制度となっています。

福岡市にお住まいの場合でも、指定された通学路に面しているなどの一定の条件によって、補助金交付の対象となる可能性があります。

ただし、これらの制度は必ず「工事着工前」に申請を行う必要があり、事後報告では1円も受け取れないためスケジュールの調整が必須です。

お住まいの地域の最新の補助金制度の有無や条件については、必ず各自治体のホームページを確認するか、担当窓口で直接確認を行ってください。

複数の業者から相見積もりを取る

適正な価格で損をせずに解体工事を行うための絶対的な鉄則と言えるのが、複数の業者から相見積もりを取って比較することです。

全く同じブロック塀の解体であっても、業者の得意分野や重機の保有状況、職人の空き具合によって提示される金額は大きく異なります。

最低でも2社から3社の信頼できそうな業者に現地調査を依頼し、最終的な見積もり金額や工事の内訳をしっかりと比較検討しましょう。

他社の見積もり書が手元にあることで価格交渉の有効な材料にもなり、相場外の不当に高い費用を請求されるリスクを完全に回避できます。

ただし、相場よりもあまりにも安すぎる見積もりは、廃材の不法投棄や手抜き工事などの悪質な手口が隠れている可能性も否定できません。

金額だけにとらわれず、担当者の対応の丁寧さや見積もり書の透明性などを総合的に判断して、最も信頼できる業者を選ぶことが重要です。

ハウスメーカーを通さず解体業者に直接依頼する

外構リフォームの際、大手のハウスメーカーや有名なリフォーム会社に窓口を一本化して一括で依頼すると、中間マージンが発生します。

多くの場合、実際の解体作業は下請けや孫請けの地場解体業者が行うため、元請け業者の営業利益や仲介手数料が費用に上乗せされています。

この無駄な中間マージンをカットするためには、ご自身で地域の専門業者や確かな施工管理会社に直接工事を依頼するのが非常に有効です。

間に挟む業者が減ることで、全く同じ品質の工事であっても全体の費用を10%から20%ほど安く抑えることができるケースも珍しくありません。

当社のようにお客様と職人を繋ぐ高い施工管理能力を持つ会社を通せば、適正価格で質の高い専門業者をスムーズに手配することが可能です。

お客様ご自身で一から業者を探す手間を省きつつ、コストパフォーマンスと安全性の両方に優れたブロック塀の解体工事を実現できます。

※注意:費用節約のためのDIY解体は危険なため非推奨

業者に頼むと費用がかかるからと、ご自身でハンマーを買ってきてブロック塀を壊すDIY解体を考えようとする方もいらっしゃるでしょう。

しかし、建築の専門知識がない方がブロック塀の解体を行うことは、重大な事故につながる可能性が極めて高いため大変危険です。

叩く場所を間違えると想定外の方向に重い塀が倒れて下敷きになったり、通行人にコンクリートの破片が当たってケガをさせたりするリスクがあります。

また、苦労して崩した大量のコンクリートガラは自治体のゴミ回収では出せないため、素人が適正な処分先を手配するのは非常に困難です。

結果的にトラックのレンタル代や割高な処分費用がかかり、最初からプロの業者に頼んだ方が安くて安全だったという失敗談も多いです。

ご自身やご家族、そして周囲の安全を最優先に考え、ブロック塀の解体や撤去はDIYで行わず必ず専門の業者に依頼するようにしてください。

解体・撤去を検討すべき危険なブロック塀の基準

解体・撤去を検討すべき危険なブロック塀の基準

一見頑丈に見えるブロック塀でも、劣化が進むと大変危険です。

ここでは、解体や撤去を急いで検討すべき危険なブロック塀のサインについて解説します。

ひび割れ・傾き・鉄筋のサビなどの劣化が見られる

ブロック塀の解体を検討するべき最も分かりやすいサインが、外から目視で確認できるコンクリートの深刻な劣化症状です。

特に危険性が高いのが、ブロックの表面に亀裂のような大きなひび割れが入っていたり、塀全体が道路側に少しでも傾いていたりする状態です。

また、内部の鉄筋が雨水で錆びて膨張し、コンクリートを内側から押し出して破壊する「爆裂現象」が起きている場合も直ちに対処が必要です。

これらの明らかな症状が見られるブロック塀は、内部の強度が著しく低下しており、寄りかかった程度の少しの衝撃で倒壊する恐れがあります。

福岡市のように台風の影響を直接受けやすい地域では、強風にあおられて一気にブロック塀が倒壊してしまうリスクも非常に高まります。

ご自宅のブロック塀に不自然なひび割れや傾き、茶色いサビの汁を見つけた場合は、早急に専門家による安全点検をご依頼ください。

耐用年数(約30年)を超過して老朽化している

コンクリートブロックは非常に頑丈で長持ちするように見えますが、永遠に強度が保たれるわけではなく明確な寿命が存在しています。

一般的に、きちんと施工されたブロック塀であっても耐用年数は約30年と言われており、これを超えると急速に内部の老朽化が進行します。

長年の風雨や紫外線の影響でコンクリートの中性化が進み、内部の鉄筋をサビから保護するアルカリ性の機能が失われてしまうためです。

そのため、外見上は目立ったひび割れがなくても、築30年以上経過したブロック塀はいつ倒壊してもおかしくない危険な状態と言えます。

ご自身が家を建てた時の記録や、中古物件を購入した時の資料から、ご自宅のブロック塀のおおよその築年数を把握しておくことが大切です。

耐用年数を大きく超えている場合は、大きな地震が来て被害が出る前に、新しい軽量フェンスなどへの安全なリフォームを強くおすすめします。

現在の建築基準法を満たしていない(高すぎる・控壁がない等)

街中にある古いブロック塀の中には、法律が改正されて厳しくなった現在の建築基準法を満たしていない「既存不適格」のものが存在します。

特に注意して確認していただきたいのが、地面からの高さが規定の2.2メートルを超えている、高すぎるブロック塀です。

また、高さが1.2メートルを超える塀に対して義務付けられている「控壁(控え壁)」が設置されていない場合も非常に危険な状態です。

控壁とは、塀が倒れないように内側に向かって一定間隔(3.4メートル以下)で直角に設置される、支えとなる短い壁のことを指します。

昔のゆるい基準で建てられた塀は、これらの安全対策が施されていないことが多く、地震発生時の倒壊リスクが極めて高くなっています。

ご自宅のブロック塀が現在の厳しい法律の安全基準を満たしているか不安な方は、一度専門の業者にしっかりとチェックしてもらうと安心です。

ブロック塀の解体・撤去工事の基本的な流れ

ブロック塀の解体・撤去工事の基本的な流れ

実際に工事を依頼した場合、どのような手順で作業が進むのでしょうか。

ここでは、業者に依頼してからの基本的な工事の流れを解説します。

1. 業者による現地調査・見積もり

ご自宅のブロック塀の解体を思い立ったら、まずは専門の業者に依頼して現地へ足を運んでもらい、詳細な現場調査を行います。

この現地調査では、ブロック塀の正確な長さや高さ、コンクリートの劣化具合、そして重機が搬入できる道路幅があるかを念入りに確認します。

また、地中に埋まっている基礎の深さや、隣接する構造物や樹木との距離なども細かくチェックする、見積もりのための重要な工程です。

調査結果に基づいて、正確な施工面積や必要な重機の手配、作業員の人数を割り出し、お客様に正式な見積もり書を作成して提出します。

お客様のご要望をお伺いしながら、危険な上段のみの撤去にするか、全て解体するかなどのご予算に合わせた最適なプランをご提案します。

見積もりの内容に少しでも不明な点があれば、この段階で遠慮なく担当者に質問し、しっかりと疑問を解消しておくことが成功の秘訣です。

2. 騒音・粉塵対策のための近隣への挨拶まわり

解体工事をご依頼いただき正式な契約を結んだ後に欠かせないのが、近隣にお住まいの方々への丁寧な挨拶まわりと工事説明です。

硬いブロック塀を壊す作業中は、どんなに注意を払っても大きな騒音や振動、そしてコンクリートの粉塵が発生してしまいます。

事前の知らせや説明がないまま突然工事を始めると、近隣の方々に多大なご迷惑をかけ、後々まで尾を引く大きなトラブルに発展しかねません。

そのため、工事が始まる数日前までに、業者の担当者が近隣のお宅を一軒ずつ訪問し、工事の日程や作業内容を丁寧に説明して回ります。

はるしお地建のような高い施工管理能力を強みとする会社では、このような近隣配慮のコミュニケーションと段取りを最も重視しています。

お客様が工事完了後もその地域で気持ちよく生活し続けられるよう、万全の配慮をもって円滑に作業を進めるための準備を整えます。

3. 足場・養生の設置

近隣へのご挨拶が完了し、いよいよブロック塀の工事着工日を迎えたら、まずは作業を安全に行うための仮設準備から始めます。

背の高いブロック塀の解体であれば、職人が高所でも安全に工具を使って作業できるように、強固な仮設の足場をしっかりと組み立てます。

そして、コンクリートの破片や粉塵が敷地の外に飛び散らないように、作業範囲の周囲を防音・防塵シートで隙間なく覆い隠します。

この養生作業は、近隣の建物や通行する車、歩行者を危険から守るための非常に重要な防護壁の役割を果たす大切な工程です。

とくに風が強い日や、隣家との距離が近い住宅街の現場では、シートの隙間から粉塵が漏れないように厳重に設置を行わなければなりません。

養生が不十分だと後々大きなクレームにつながるため、熟練の職人が時間をかけて丁寧にシートを張り巡らせて作業環境を構築します。

4. 解体工事・廃材の搬出作業

養生による周囲の安全確保が完全に完了したら、いよいよブロック塀本体の解体および撤去作業へと移っていきます。

現場の道路状況に合わせて、重機を使える場合は小型のショベルカーなどを搬入し、上部から順番にスピーディーにコンクリートを崩します。

重機が入れない狭い場所や、隣家との境界ギリギリの繊細な場所では、職人が電動工具やハンマーを使って手作業で慎重に細かく壊します。

解体作業と並行して、現場に発生したコンクリートガラなどの重い廃材を、運搬用のトラックへとどんどん積み込んでいく作業も行います。

廃材を現場に放置したままにすると作業スペースが狭くなり転倒などの危険性が高まるため、こまめに搬出することが効率化のポイントです。

また、地中の基礎まで完全に撤去する契約の場合は、地面を掘削して残りのコンクリートを綺麗に取り除く作業も併せて行われます。

5. 清掃・完了確認

ブロック塀の解体と全ての廃材の搬出作業が終わったら、最後に現場周辺と前面道路の入念な清掃作業を行います。

道路に落ちた小さなコンクリートの破片や飛散した土埃をほうきで綺麗に掃き集め、必要に応じて水洗いをして元の美しい状態に戻します。

設置していた仮設の足場や養生シートを撤去し、周囲の建物や車に傷や汚れがついていないかを職人と現場監督が厳しくチェックします。

すべての後片付けと確認が完了した段階で、お客様立ち会いのもと、予定通りにブロック塀の工事が終わっているか完了確認を行います。

仕上がりに問題がなくお客様にご納得いただければ、そこではじめてお引き渡しとなり、一連の解体・撤去工事がすべて終了となります。

その後の新しいフェンス新設や駐車場のコンクリート打設などの外構工事がある場合は、スムーズに次の工程の職人へとバトンタッチします。

トラブルを防ぐブロック塀の解体業者の選び方と注意点

トラブルを防ぐブロック塀の解体業者の選び方と注意点

解体工事は、騒音や廃棄物処理などトラブルが起きやすい工事でもあります。

最後に、安心して任せられる優良な業者の選び方を解説します。

見積書の内訳が「一式」ではなく詳細に記載されているか

後悔しない優良な解体業者を見極めるための第一のポイントは、提出された見積書の内訳がごまかしなく詳細に書かれているかどうかです。

悪質な業者の場合、解体作業費用から廃材の処分費まで全てをひとまとめにして「ブロック塀解体工事 一式」とだけ記載することがよくあります。

これでは、どの作業にいくらかかっているのかが全く分からず、工事が始まってから不当な追加請求をされるリスクが格段に高まります。

信頼できる業者であれば、解体面積ごとの単価、作業員の人工代、コンクリートの処分費、養生費などが項目ごとに細かく明記されています。

見積もりを受け取った際は、項目ごとに単価と数量がしっかりと計算され、お客様から見て透明性があるかを必ず確認してください。

不明な項目について質問した際、言葉を濁さずに分かりやすく丁寧に理由を説明してくれる担当者であることも大切な条件の一つです。

産業廃棄物収集運搬業の許可を保有しているか

ブロック塀を解体した際に出る大量のコンクリートガラは、法律で厳格に定められた「産業廃棄物」として扱わなければなりません。

これらの廃材を解体現場から専用の処理施設まで運搬するためには、都道府県知事が発行する「産業廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。

この許可を持たない無許可の業者に安易に依頼してしまうと、山林や空き地への悪質な不法投棄トラブルに巻き込まれる恐れがあります。

万が一、依頼した業者が不法投棄を行った場合、工事を発注した施主(お客様)まで法律違反として罰せられる可能性もある恐ろしい問題です。

契約を結ぶ前に、業者のホームページを確認したり、担当者に直接許可証の提示を求めたりして、適正な業者か必ず確認しましょう。

コンプライアンスを徹底して遵守し、適正なルートで廃棄物を処理する体制が整っている管理能力の高い会社を選ぶことが何よりも重要です。

近隣トラブルへの配慮や安全対策を徹底しているか

ブロック塀の解体工事において最も発生しやすいのが、騒音や粉塵、作業車の駐車マナーなどを巡る近隣住民とのトラブルです。

そのため、工事前の挨拶まわりを確実に行い、万が一クレームが入った際にも迅速かつ誠実に対応してくれる業者を選ぶ必要があります。

当社のような施工管理を専門とする会社は、職人の技術力だけでなく、現場の徹底した安全管理や周辺環境へのきめ細やかな配慮を最も得意としています。

豊富な現場経験と地域での人脈を活かし、マナーの良い優良な職人を手配することで、お客様が安心して任せられる環境を作り上げます。

価格の安さだけで業者を選ぶのではなく、万が一の事故に対する損害保険に加入しているかなども、業者選びの大切な確認ポイントです。

工事が終わった後もその地域で快適に暮らし続けるために、コミュニケーション能力が高く、現場の管理体制が行き届いた会社を選びましょう。

まとめ

この記事では、ブロック塀の解体・撤去費用の相場や㎡単価、費用を安く抑えるコツについて解説してきました。

記事全体の要点を以下にまとめます。

  1. ブロック塀の解体費用の㎡単価相場は、約5,000円~10,000円程度。
  2. 一般的な戸建ての総額目安は10万円~20万円程度だが、手作業になると高くなる。
  3. 費用には、解体作業費だけでなく、養生費や廃材処分費、重機回送費などが含まれる。
  4. ひび割れや傾きがある、築30年を超えているブロック塀は早急な撤去検討が必要。
  5. 費用を安く抑えるためには、複数業者への相見積もりや、自治体の補助金制度の確認が有効。
  6. 見積書が「一式」ではなく詳細に記載され、近隣配慮ができる施工管理能力の高い業者を選ぶことが重要。

老朽化したブロック塀の放置は、地震や台風の際に大きな事故につながる大変危険な状態です。早めの対策が、ご家族や近隣の方々の安全を守ります。

福岡市で「ブロック塀の解体・撤去費用」にお悩みの方は、ぜひ株式会社はるしお地建のリノベーション建築事業部へお気軽にご相談ください。

当社は、長年培ってきた確かな知識と実績、そして強力な職人ネットワークを活かした高い施工管理能力で、お客様に最適なリフォームプランをご提案いたします。

現地調査や詳細なお見積りは完全無料にて承っておりますので、まずは下記のお問い合わせフォームより、あなたのお悩みをお聞かせください。

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